野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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◆aMcAOX32KD1b
[saga]
2018/01/04(木) 00:09:48.51 ID:CDsL44Uk0
食蜂が自分を助けた理由、それは御坂からすれば意外なものであった。
「いくら相手が酢乙女先輩の恋人でも、アンタが理由もなく他人の頼みを……ってそうか、確かアンタ、野原に恋人の記憶障害を治してもらったんだっけ」
「だから恋人じゃなくて、片想いの相手だってば。ああ言っておくけど、このことは帆風達には秘密よ?」
食蜂が惚れた男がいるなど、彼女の派閥メンバーが知ればめんどくさい騒動が置きそうだと、御坂も同意する。
「で、酢乙女先輩は……」
「私は特にしん様から何か頼まれたわけではありませんが、食蜂さんがしん様と連絡を密にしているのを不審に思いまして……」
「私が先輩の尋問力に屈しちゃったてわけぇ」
あいの言葉を食蜂が繋いだ。
「あの時はてっきり、食蜂さんが私の恋敵になるつもりなのかと思いましたわ」
その時のことを思い出したのだろう、食蜂は体を抱きブルリと震わせた。
「それで、御坂さんの事情を知ったのですが、食蜂さん一人では御坂さんのフォローにも限界がありますし、『妹』さん達を保護するにも私の力……正確には実家の力ですが、必要になると思いまして」
あいの台詞の一部に、御坂が反応する。
「保護……できるの?」
自信をもって、あいは答えた。
「可能です、当家の仕事は幅広く支社も世界各地にありますわ。一ヶ所に数人づつ、一卵性の姉妹だとしても不自然でない人数になるはずですし、いくら顔立ちが同じだとしても化粧や髪型で女性の外見なんて千変万化ですわ」
あいの話す今後の展望を食蜂が補足する。
シスターズ このわたし
「問題は『妹達』自身がこれを受け入れるかだけど、それは最悪『心理掌握』が力技で説得するのも一つの手ねぇ。まあそのためにも、兎に角実験を一時的にでも中断させる必要があるのよねぇ」
というわけで頑張るんだゾ。と食蜂は御坂を送り出した。
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