野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
1- 20
178:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2017/01/02(月) 23:52:52.51 ID:BvXHWMOq0

「あがッ、ぐッ……うぇッ」

腹を蹴り飛ばされ、御坂は床に転がる。
彼女の選択に誤りがあったとしたら、それは相手を麦野沈理と知らなかったこと。
そして麦野は超能力者達の中で、能力による強化無しでのフィジカル面において一位二位を取るであろう肉体性能を持つ人物だったことだ。

「ほら立てよ、もうおねんねか?」

えづき、咳き込む御坂を麦野は挑発する。

「くっ……今度こそ」

「それと、私の能力が弾幕を張れねぇって思ってるなら大間違いだ」

麦野が、服のポケットから数枚のカードを取り出す。
そしてその内の一枚を放り投げるとソレを撃ち抜くようにビームを放った。

「な!?」

カードを通り抜けた一本のビームは拡散して十数本のビームとなった。
御坂は慌てて自分に向かう数本のビームをそらす。
  シリコンバーン
「『拡散支援半導体』ってんだ。弱点を補うのは当然だ……『アイテム』を舐めるなよクソガキ」

カードを手にした手を、銃口のように御坂に突き付けて麦野は言う。

「悪いがゲームセットだ」

その時、御坂には聞きなれた二人の声が、その場に響いた。

「あらぁ、助っ人の登場シーンでイイ感じにピンチなんて、御坂さんもなかなかヒロイン力が高いわねぇ」

「あら、それを言うならこの場合はむしろ、私達の主人公力が高いと考えるべきですわ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
435Res/213.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice