野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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177:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2017/01/02(月) 23:51:17.82 ID:BvXHWMOq0
「あれから追撃がなくなって気になってたけど、待ち伏せされたか」

御坂が目的地とする部屋の前で、麦野は腕を組み背を柱に預けて堂々と立っていた。

「こっちに策は無いし、あの二人が見えないのも気になるけど……ここを避けてもあの部屋には行けない」

御坂が麦野の前に姿を現す。

「やーっと来たか」

「他の二人は?」

「帰したわ、アンタとはサシで勝負したいしね『超電磁砲』」

(バレてたか……)

正体が、つまり能力が相手に知られているということは能力者同士の戦闘において大きな不利となる。
しかし御坂も、先程までの逃走劇の中で相手の能力はある程度は把握出来ていた。

(コイツの能力は弾幕を張るタイプじゃない、なら……)

誘いの一手として、御坂は麦野に向け電撃を放つ。
それは御坂の予想通りに難なくそらされる。

「わっかんねえかな!?コッチもお前の能力に干渉できんだよ!!」

お返しとばかりに、今度は麦野が御坂に向け『原子崩し』による砲撃を放つ。

(ここだっ!!)

今までの麦野からの攻撃に連射はせいぜい最大5連発、それも数が増えればその分正確さが失われていた。
故に御坂が取った行動は、『一発デカいのを撃たせてその隙に近付きしとめる』である。
施設破壊の為に温存する分を考えれば、そう何度も相手のビームを曲げてもいられない。更に空中放電である『電撃の槍』より直接相手に触れて電気を流す方が体力を消費せずにすむ。
そう考え走り出した御坂の選択は、概ね正しかった。


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