野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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131:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2016/09/02(金) 23:55:16.72 ID:cnnhvvXg0
「あ、気が付いた?美琴ちゃん。というか正気に戻った?」

「……う」

翌朝、御坂が気付いた時、彼女はどこかのベンチの上に体育座りしていた。

「アンタ、ずっとそこに居たの?」

御坂は傍に立つしんのすけに尋ねた。

「あの状態の美琴ちゃんを置いてけないよ」

街中で眠っている女子中学生を放置してその場からいなくなれるほど、しんのすけは図太くない。
ましてや、相手が友人であればなおのことだ。

「で、昨日のこと覚えてる?」

しんのすけが御坂に訊く。
夢であって欲しかったとでも言うような、一瞬のためらいの後に御坂はうなずいた。

「じゃあ聞きたいんだけど、美琴ちゃんのクローン達はなんでアノ『一方通行』だっけ?と戦ってたの?」

「アンタは知ってるんじゃないの?」

「オラが知っているのは、量産計画が別のプロジェクトに流用されたって所まで」

「……『絶対能力者』を生み出そうとしているそうよ」

口にするのも忌々しいといった様子で、御坂が話し出した。
  わたし
「『超電磁砲』を百二十八回殺せば『一方通行』はレべル6に進化するらしいわ」

「ああ、『クローン達との戦闘はオリジナルとの戦闘の代用』ってそういう意味か」

昨夜、一方通行が言っていた言葉を、しんのすけは思い出し納得する。


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