モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆lhyaSqoHV6
[sagasage]
2018/11/08(木) 06:16:21.37 ID:LkNOvbtJ0
案山子は着実にむつみの居場所に向かってきており、徐々に距離が詰まる。
時折、天井近くの壁面を伝うパイプから漏れ出る蒸気にボットが発する走査レーザー光が映り込み、威圧感を与える。
そのうち、低周波モーター音と共に、細身の金属が打ち合わさるようなガシャガシャとした音──恐らくはボットの歩行時に発するものと思しき音が聞こえてきた。
──そして、むつみのすぐ近くで歩行音が止んだ。
「侵入者探知……戦闘ルーチン起動」
むつみ「えっ?」
甲高いビープ音に続き無機質な機械音声が告げた言葉を聞き取ったむつみは、全身から血の気が引く感覚に見舞われた。
むつみ「っ!?」
その直後、耳元で爆竹を鳴らされたかのような凄まじい破裂音が連続して響き、眩い閃光が通路を照らした。
むつみは反射的に身を縮こませるが──。
「ひゃあああ! 堪忍してぇなああぁぁ!」
自分の後方から聞こえてきた声に気を取られそちらを見やると、人影が走り去っていくのが見えた。
どうやらボットの攻撃は別の存在に向けられたものだったようだ。
「侵入者ロスト……追跡開始」
ボットもまた、人影が逃げ去った方向へと、ガシャガシャと足音を立てながら走り去って行った。
クォーツ『……どうやら、我々の他にも命知らずがいたようだな』
むつみ「なんだかよくわからないけど、助かった?」
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