モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
1- 20
435: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:29:17.40 ID:L6tcVsPXO
 今や追う者と追われる者は逆転していた。いくつものビルを跳び渡り、獣人界の匂いはますます強く濃くなっていく。
 やがて視界が開け、眼下には公園。その片隅で「お」「そ」「ば」のノレンを掲げ、ひっそりと佇む屋台こそ、匂いの最も強まる地点であった。

「えっ……? 屋台……?」

以下略 AAS



436: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:32:06.40 ID:L6tcVsPXO
undefined


437: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:33:41.54 ID:L6tcVsPXO

 絶叫したのはエージェントの方だった。洋子の瞳の光が消えると、恐るべきニューロン破壊能力者マインドトレーサーは仰向けに倒れ、口から白い煙を吐いた。

「プロデューサー、頭大丈夫?」

以下略 AAS



438: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:36:34.66 ID:L6tcVsPXO
undefined


439: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:38:37.03 ID:L6tcVsPXO
 ◇◇◇

「プロデューサー、頭大丈夫?」

「……言葉足りてねぇぞ。大丈夫だ、おかげさまでな」
以下略 AAS



440: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:40:09.10 ID:L6tcVsPXO
 彼はエージェント達の目的を分かってはいない。だが、身を以て味わった何らかの薬物ヌードルこそ眼前敵と深く関わる物と推測できれば、協力する選択肢などあり得ぬ。

「ファイブセンシズ、交渉は無意味だ。排除する方が早い……イヤーッ!」

 ファイブセンシズを押しのけて進み出た小柄な男が、双眸を紫色に光らせた。エボニーコロモの鼻と目から血が流れ、黒子ヒーローマスクから溢れてポタポタと落ちた。
以下略 AAS



441: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:43:24.29 ID:L6tcVsPXO
>>436 >>437 >>438 については、>>439 >>440 が正しいものとなります
引き続き、当プログラムをお楽しみください


442: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:46:19.50 ID:L6tcVsPXO
 ◇◇◇

「ハアーッ……ハアーッ……何でヨ……オレはこんな、ところ、で……」

 重サイバネの男が投げたダガーはチンサンの左腕を掠めただけのはずだった。だが今、軽トラック改造屋台を運転する彼の身体は酷く痺れ、ほとんど動かなかった。
以下略 AAS



443: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:48:25.18 ID:L6tcVsPXO
 カネは充分集まり、粉末も今朝の仕込みで使いきった。明日の朝には彼は密航ブローカーのボロ船で、大陸への帰途についているはずだった。

「バカにしてるんですか」

 その女は、チンサンのソバ……否、今やコストカットのため安価な合成ソーメンに湯をかけたものだ……を食べてむせび泣く黒ずくめの男とチンサンを交互に見て言った。
以下略 AAS



444: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:50:15.87 ID:L6tcVsPXO
 ……だが、結局このザマだ。彼は死ぬ。それは遠い未来ではなく、遅くとも数分後だろう。早ければ……まさに今だ。

「見つけたァ! イィヤーッ!」

 遠吠えめいたシャウトがチンサンの頭上から襲いかかる。バサバサと羽音。彼の死を待っていたカラス達が慌てて飛び去ったのだ。
以下略 AAS



445: ◆GPqSPFyVMNeP[sage saga]
2017/12/31(日) 10:52:35.92 ID:L6tcVsPXO
 ◇◇◇

 イツキはコンクリート壁を……そこに半ばめり込んだシベリアンハスキー種イヌ獣人を見据えた。これで終わる程度では暗黒メガコーポのエージェントは務まるまい。
 案の定、イヌ獣人は自力で身を剥がし、地に降り立った。

以下略 AAS



558Res/632.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice