モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:38:49.01 ID:glNSs2qCo
「ええ……本当に、ありがとう。
隊長、アナタはワタシのためを思って、いろんなことをしてくれた。
間違いなく、『あの子(わたし)』が今日まで生きていられたのも、今この瞬間があることすらも、アナタのおかげ」
過去は積み重なって、今がある。
それはたとえいかなる悪行であろうとも、その行いがあったからこその今なのだ。
隊長の思いも理解できていた。
願いと現実の狭間で懊悩し、後悔しながらも邁進した男の背中を見てきた。
「だからこそ……ワタシは、アナタを、許さない」
その憎悪は臨界に突破する。
聖女のような雰囲気は霧散し、その感情は他を思いやる全から我に固執する一となる。
「アナタは、力を持っている。
ワタシなんか及びもつかないほどの、圧倒的な力を持っている」
異名、悪名を一身に背負いながらも、世界から迫害された男。
それでも、その力は強大であり、絶対的な暴力は不可能さえも可能にする。
「アナタは、その強大な力を使って我を通した。
ワタシのために、様々なことを力押ししてきたはず。
ただ命令を聞くだけの都合にいい兵器が、その暴力を盾に要求してきた。
『あの小娘の処遇は任せろ』
『あの部隊は俺が管轄として持つ』
『部隊の責任者は俺だ。任務は俺が決める』
なんてことを、上に要求したのでしょう?」
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