モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 01:55:22.05 ID:nZ3oq+wSo
「んー?……遊園地、なのか?」
本来華やかな雰囲気を連想させる遊園地だが、目の前に広がる景色からはそんな感想は思い浮かばない。
文字通り静止したこの情景は、本来動的であるはずのアトラクションの諸々がすべて静止しているということに他ならない。
あたしは少し見渡しても、視界に入るような自分以外の人の姿も見えないし、小鳥一匹、小動物、はたまた動く影すらないまさに静止画の世界ようだった。
「あたし……なんでこんなところにいるんだっけ?」
そもそも視界不良という明らかな違和感にさえ疑問を抱かなかったあたしだが、そんなことを疑問に思う。
特にきらりや李衣菜と遊園地について話をしたことはないし、当然夏樹ともそんなことは話さない。
別に行きたいと思ったこともなく、この場所のチョイスには疑問にしか思わなかった。
「……でも、この場所」
たしかに場所には疑問しか思い浮かばなかった。
そもそも今の状況が現実離れしているのだが、そんな現実離れした空間であってもこの遊園地は妙に現実に沿っている。
いわゆる既視感だ。あたしは行ったこともないこの遊園地に既視感を覚えている。
「ここって、いったい?」
あたしはその既視感の正体を確かめるために、周囲に広がる遊園地を見渡す。
この遊園地の正体を探るために、ありふれたアトラクションからあたしの記憶に合致するものが含まれていないかを探す。
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