モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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260: ◆6J9WcYpFe2[sage saga]
2016/10/05(水) 23:38:23.41 ID:XpqCf+ph0
(やばい、手違いであげちゃった……ごめんなさい。ちなみに、上の>>259は私です。)
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はぁとさんが指を指す方向には、青々と茂った自然がありました。

砕けたアスファルトの道路には、雑草が所々に生えていたり、アスファルトがはがれたところにはきれいな水が溜まっています。

がれきには緑の苔のようなものがついていたり、崩壊した建物には蔦が絡みついていました。

所々に木が生えており、元は街路樹であっただろう木も、成長しすぎたのか、根っこが歩道のアスファルトを砕いていました。

………まるで、あそこだけは数百年も手が付けられないまま、自然に飲み込まれた遺跡のようでした。

そして、何より目立つのが………

「なに、あの大きな木………?」

凛さんがそう口を漏らした通り、あの先にはひときわ大きい木が見えました。

そんな光景を見た私達の反応は様々でした。

「ふわぁ〜………!」とチカちゃんがただ驚き、

「なんじゃこりゃ………なんじゃこりゃ………」とポストマンさんが呟き、

「あの木の上とか登れたら、とってもスウィーティーな光景が見られそう☆」とはぁとさんがワクワクしながら言い、

「サンプルとか、回収できないかな?」と凛さんが言い、

「こんな光景は、遺跡惑星に手紙を届けて以来ですねっ!」と、私が思ったことを口にしました。

「………遺跡惑星?手紙を届ける?」

なぜか凛さんが食いついてきました。

「へっ?」

「ユウキちゃん、それどういうこと?」

ど、どうしましょうっ。 墓穴を掘ってしまいましたっ!

「ええっとっ、そのっ、今のは言葉の綾といいますかっ!
あっ、そうですっ! とある映画のワンシーンでこんなシーンがあったなぁ、とっ!!」

「ふーん、そうなんだ」

ふうっ、何とかごまかせたようですっ。


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