モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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213: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/08/03(水) 22:44:19.82 ID:vTRpaymho

「んー……そもそもトラック暴走させてる時点に、1体程度カースが増えたところで対して変わんないよね。

だからゆいは、何も見なかったことにしよう。

そしてエイちゃんにも口封じを進呈するのだった、まる」

 唯は空間に発生した魔方陣『個人空間』に手を入れる。
 そしてゆっくりと引き出したのは、手のひら大のペロペロキャンディーであり、それを容赦なくエイビスの口に突っ込んだ。

「ゴボア!!?……ガ……ガガ。

くほ!!だから運転中に余計なほとふんじゃねえっつっただろうが!

ガ……んぐ、事故ったらどうすんだっての……。

ていうか、普通の飴あんのなら初めからそっちを渡せよってよな」

 エイビスは眉間にしわを寄せながら不機嫌な顔をする。
 そして口に突っ込まれたキャンディーをバリバリと咀嚼しながら唯に文句を垂れた。

「まーまー、どうせエイちゃんのドラテクなら問題ないんでしょ?

それよりも前気にしないとぶつかるよー」

 唯の忠告を聞く前からすでにエイビスはハンドルを切っており、スピンした車体は前方迫りくる乗用車を高速道路の外へと弾き飛ばす。
 そして隣の追い越し車線から来ていた次の車にトラックの後輪を乗せて、トラックは進行方向逆を向きながら再び跳ね上がった。
 潰された車の爆発と共に、跳ね上がったトラックは逆の車線、正しい進行方向へと進む元の車線へと戻った。



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