モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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115: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/05/07(土) 20:46:15.05 ID:glNSs2qCo



「そう……ですね。

たしかに……私は、10年間戦闘訓練ばかりで、それ以外はからっきし、です。

だけど……ここに来た数か月で、私は、それ以外も学びました。

……ンー……そう、まずは……皿洗いからでも、私は始めてみます」

 別に自分の一番『得意』を返す必要などない。
 ただ、相手のためになるようなことを、自分で考えて、実行する。
 他に難しい理屈など要らない。

 メイド喫茶で習ったような接客は『プロダクション』には要らないかもしれないが、食器洗い程度なら役には立つだろう。
 そんなささやかなこと、今時小学生でも容易にこなせることであっても、それはアーニャが戦闘以外で学んだことだ。

 日常の中で学んだことを、日常で発揮すればいい。
 ただ、それだけのことだった。

「ふふ……そんな、甘い考え。

とても、あの地獄で生きてきた人間の言葉とは、思えないわ。

……でも、それも、ワタシは欲しかったのかもしれない」

 そんな可能性も、考えていた時期はあった。
 だけど結局待ちきれず、アーニャを愚かだと断定し、今こうして自身は地に背を預けた状態だ。

 この答えを、アーニャが見つけられるのだと知っていたら、『アナスタシア』もここまで狂気に落ち、すべてを敵に回そうなんて考えなかったかもしれない。



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