ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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586: ◆pIxjj4GI1s[saga]
2017/03/12(日) 00:30:05.40 ID:L/9SqtYq0
  
第20話:マクガフィンを狙うファシュヴーグォン氏

某日、道路はひどく渋滞していた。

というのは、一人のホームレスが道路際で焼身自殺を図ったからからである。

彼の名はウラジーミルだと仲間のホームレスたちは話していたが、
彼はかなりの秘密主義で寡黙だったらしく、
それ以上のことは周囲のものは誰も知らなかった。

今回、彼は突然精神に異常をきたして、仲間のライターを奪ったという。

彼は死の直前、「どうしてこうなった!」「俺は真面目に生きてきたのに!」などと叫んでいたらしい。
   
   
   
******
 
イザングラン・イストワールは、情報管理課の受付へ向かった。

彼は目に見えてイライラしていたし、客人に会うなり「今度は何だっ!」と怒鳴りつけた。

それは当然のことで、彼を受付カウンターで待つ客人は元間男なのである。

客人は過去にイストワール氏の妻を寝取った挙句に、
「イザングラン、君の奥さんって相当ブスじゃないか。だからセックスレスだったのかー」と職場で言い放った。
おかげでイストワール氏はバツイチである。

そんな男とイストワール氏が嫌でも会わねばならない訳はというと、

この男、ライネケ・ファシュヴーグォン(Reineke Verschwörung)が、

地球立メンタルヘルスケアスクールの理事長の秘書だからである。

ライネケ「そんなに怒るなよ、イザングランさぁんwww」

ライネケは自慢の金褐色の髪をくしゃくしゃしながらニヤリと笑う。

イザングラン「金の無心か?それとも他の嫌がらせか?」

ライネケ「いんや、今日はあんたじゃなくて烏有院長に用事がありましてね」

ライネケ「烏有先生、管理ルームにいらっしゃらなかったので」

ライネケはイザングランにアタッシュケースを見せる。

ライネケ「中身は秘密っすよ」

イザングラン「別に興味もないね、烏有ならたぶんあと2時間は帰ってこないよ」

ライネケ「ほほう、先生はどちらへ?」



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