ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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565: ◆pIxjj4GI1s[saga]
2017/01/24(火) 20:21:20.61 ID:3YItZhv00

USA「孫がどうなってもいいの?」

十三州「お前が病院で死ねば、世界の不穏分子は一つ消えたことになるじゃないか」

十三州「仮にお前が退院しても、その時は今のお前とは別人になっているだろう」

十三州「恐れを知って、社会にビクビク怯えながら、自分を騙し騙し生きて行くのさ」

USA「意味わかんないね」

十三州「モデルがここにいるぞ。あそこに入る前の私は、今の私よりも勇敢だった」

十三州「少年時代の私は、ディキシーのように乱暴者で、お前のように自分勝手だった」

十三州「今や私は、自分より娘が大事になってしまった。孫の死が哀しくて頭が狂いそうだ」

十三州「お前もいずれ、こんなふうに情けない姿を晒すんだ」

USA「そんなの脅しにすらならない」

USA「要するに、お爺ちゃんは甘いから、コネで警察をうまいこと操ってくれるんでしょ?」

USA「ディキシーは山中あたりで見つかったことにして、僕はそのショックで療養したことにするんだ」

USA「僕は犯罪者扱いされないまま、ディキシーより長く生き延びられるんでしょ?」

十三州「ああ、娘夫婦のためにな」

USA「お母さんのおかげで、僕は普通の犯罪者よりも高待遇にあずかるわけだ」

十三州「お前がそう思うならそれでいいよ」

十三州「私の一番嫌いな友人が、お前を病院まで送り届けてくれる」

十三州「私やお母さん、お父さんとはここでお別れだ。挨拶でもしていきなさい」

ジュニアは両親を一瞥する。

USA「・・・だってさ、バイバイ!僕には二度と会いたくないだろうけど」

両親は絶句した。
母親は様々な感情が入り乱れて、ただ泣くばかりであった。

その時、小屋の外からクラクションが聴こえた。

十三州「あいつ・・・今何時だと思ってるんだ?相変わらず勝手な奴め」

祖父は孫の手を引いて、外へ出た。
 


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