ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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561: ◆pIxjj4GI1s[saga]
2017/01/24(火) 20:17:11.52 ID:3YItZhv00

彼女は一睡もせずに息子を捜しつづけた。
夫が体調を心配して、一度ベッドで仮眠を取ることを勧めた。
彼女の体力は限界にあったため、彼女はそれに従った。

布団に身を包みながらも、彼女はなかなか寝つけなかった。
目を瞑っても、常に家に戻らない次男のことを考えていた。

夢か現か、彼女自身には判断がつかなくなった頃、
よく知った声が聞こえた。

CSA「・・・アチャン・・・母ちゃん・・・オレだよ・・・」

アメリカ(ディキシー!)

アメリカ「ディキシー!帰ってきたの!」ガバッ

母親は飛び起きて、次男を抱き締めようとした。
それを次男は制止した。

CSA「違うんだ、母ちゃん・・・オレは、最初からどこにも行ってないんだ」

アメリカ「?」

CSA「でも、これから行かなきゃいけないんだ。聖ペトロが門で待ってくれてるんだ」

アメリカ「ディキシー?何を言ってるの?どこにも行かせないわよ」

彼女は息子の姿の異変に気づいた。
彼の背中には、小さな翼が生えていた。

アメリカ「ディキシー?それはなぁに?どこでもらってきたの?」

CSA「神様がくれたよ。本当はオレ地獄行きだけど、ローマって人が口利きしてくれたみたい」

CSA「ちゃんと母ちゃんにお別れを言って、お仕事を手伝ったら天国に行けるんだって」

アメリカ「ディキシー、お母さんはそんなひどい冗談聞きたくないわ」

CSA「本当の話だよ、母ちゃん。お別れ言いに来たんだ」
 


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