ドイツ「地球立キチガイ学園にようこそ!今日も今日とて偽善に励むぞ!」
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546: ◆pIxjj4GI1s[saga]
2017/01/19(木) 22:08:38.72 ID:AZeSaSLX0

130番の痙攣は続くが、イストワール氏は冷ややかに見つめる。
後方で待機する看守も何もしない。

130番はようやく落ち着きを取り戻す。

イストワール「気がすんだか?」

130「お前はいいよな・・・はぁ、はぁ・・・。
 おい看守!今絶命したのは囚人番号82番だ!
 奴め、俺を道連れにしようとしやがったぞ・・・」

イストワール「もういいよ、君がイカレてることは十分わかってるって」

看守は内線で他の者を呼んでいる。

130「お前にはわからないさ・・・お前は生徒の顔すら把握していない」

イストワール「顔写真は全て暗記しているよ」

130「写真のない分は?」

イストワール「写真がない?!そんなはずはない、全ての生徒は入院時に写真を撮るはずだ」

130「・・・夜郎、トレビゾンド、渤海」

130「彼らについて知ってることは?」

イストワール「何だって?・・・誰だ、彼らは?データになかったぞ」

130「彼らはメンタルヘルスケアスクールの在校生さ」

イストワール「待て、メモを取る!後で調べるから、彼らの生年月日を教えてくれ」

130「彼らの命日で調べたほうが早い」

イストワール「命日?・・・いい加減にしろ!」

イストワール「死んだ人間が生徒なものか!」

130「彼らは鬼籍に載った上で、在籍名簿にも載っているんだ・・・院長用のな」

130「夜郎君はいつも亜細亜病棟の百葉箱の近くに居てね、雨の日にはたまに生徒に目撃されるね」

130「トレビゾンド君は欧羅巴病棟の図書館に住んでいる。いつも聖書を熱心に読んで、クルアーンを破っているよ」

130「この2人は周囲と接触することがないから、擬似友人として外部のマクガフィン少年を定期的に投入している」

130「まぁ・・・夜郎君は高慢ちきだし、トレビゾンド君はインテリすぎてゴドーとは気が合わないみたいだが」



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