91:名無しNIPPER[saga]
2016/07/28(木) 01:28:33.07 ID:JSF4qZgp0
油商人「……」ブルブル ゴソゴソ
油商人「……」ブルブル スパーッ
油商人「……」スパーッ
油商人「……」スパーッ
油商人「……」コトッ
油商人「……ふ」
油商人「ふふふふふ……ははははは」
油商人「すまんな武士よ。私ともあろうものが何を取り乱していたのか……」
武士(……あの煙草、何が入ってるんだろうか)
油商人「にして……武士よ……何故貴様が用心棒と槍使いの戦いについて知っているのか……」
武士「全てを見ていた『協力者』から文が届いたからです油商人殿」
油商人「『協力者』……とな?」
武士「はい。文にて、用心棒の抹殺に関して油商人殿に協力したいと申し出た男にございます……『闇商人』と名乗っておりました」
武士「現在用心棒が身を隠している隠れ家を用意した男らしく」
油商人「ほう……」
武士「現在相模からこの屋敷へ向かっているそうです」
武士「到着次第、隠れ家の位置と用心棒に関する情報、『とっておきの襲撃手段』を油商人様に全てお伝えするほか、襲撃にも自分の部下を加勢させるとのことです」
油商人「……ふむ。隠れ家の位置に……『とっておきの襲撃手段』……」
油商人「それにしても、隠れ家を用意しておきながらこちらに協力するとはなかなか良い根性をしているな」
武士(そういう話を世間話でもするような顔でできるあんたも大概だけどな……)
油商人「まあ……協力の申し出を受けることに損はあるまい。返事は?」
武士「そう仰ると思い、既に返事を出してございます」
油商人「良い良い……ふっふっふ……その協力者から情報を聞き出し次第、隠れ家の襲撃を決行するとしよう」
油商人「襲撃の音頭は大男、お前にとってもらう……存分に刀を磨いておくのだぞ」
大男「う……」
大男「……」
大男「御意」
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