426:名無しNIPPER[saga]
2016/10/16(日) 01:26:53.15 ID:r3Pj8EvBo
クマ「よいしょ…………クマ」ポフッ
ジン「…………」ギィ
クマ「さて……ジンは、クマが前に言った言葉をまだ憶えてるクマ?」
ジン「どれの事かしら……?」
クマ「『本能は、もう一人の自分クマ。ちゃんと、仲良くしてあげるクマ』」
クマ「『そうしたら、いざと言う時、絶対に助けてくれるクマ』……そう言ったクマ」
ジン「憶えているわ。でも…………仲良くできたつもりだったんだけどね。駄目みたい」
クマ「勿論、簡単な話じゃないクマ。それこそ、一生を終えるその瞬間まで分かり合えないかもしれないクマ」
クマ「それに、クマのその言葉が本当に正しいかどうかなんて、分からないクマ」
クマ「だけど……もし分かり合えても、受け入れられなくても、今回の事は、ジンは悪くないと思うクマ」
ジン「……どうして? あんなに許されない事をしたのに?」
クマ「クマは、ジンは間違っていないって、絶対に正しい事しかしないって、思っているクマ」
ジン「信じてくれているのね。嬉しいけど……でも、今回の事は正しくないわ」
クマ「そうとも限らないクマ」
ジン「え?」
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