377:名無しNIPPER[saga]
2016/10/16(日) 00:46:17.71 ID:r3Pj8EvBo
―― ジンの部屋 ――
ジン「ふー、さっぱりしたぁ」ゴシゴシ
ジン「…………ん? えっと、眼鏡、眼鏡……」スチャ
ジン「あ。お兄ちゃんから着信来てる」スッ
ジン「んー……ま、いっか」スイスイ
ジン「…………あ、お兄ちゃん? うん、ジン。こんな朝早くにどうしたの?」
ジン「元気だよ? うん。ちゃんと仕事してるよぉ。うるさいなあ、余計なお世話」
ジン「そんなんだからお兄ちゃんだって三十路手前で彼女できないんだよ」
ジン「ハイハイ、二〇代後半になってまで愛嬌なんて必要ありません。それ昔の話でしょ!? 今関係ないじゃない!」
ジン「もー……で、何の用? えっ、住所? うん、うん……えー、いいよぉ、近いうちに自分で取りに行くから」
ジン「ホントに行くって。え? そんなわけないじゃん。私、弁護士だよ? 今時危ない事やったって碌な事にならないもん」
ジン「大丈夫だから。本当。暫く連絡しなかったくらいで心配し過ぎよ。だからあれは携帯壊しちゃったんだってば」
ジン「うん。うん。分かってる。お兄ちゃんこそ気を付けてね。最近はハチュウ人類の襲撃も多いから」
ジン「お父さんとお母さんの事、お願いね。うん、よろしく言っといて。うん、じゃあね」
ピッ
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