180:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:39:29.38 ID:0oKAVaRPo
早乙女「ミチル……」
ミチル「私もお兄ちゃんと同じ気持ちよ、お父さん。小さかった私には、お母さんの記憶はそんなにない……」
ミチル「だけど、優しかったのは憶えている。幸せだった事は知っている」
181:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:40:17.22 ID:0oKAVaRPo
早乙女「……お前たちの気持ちは分かった。だが、だとしても駄目なのだ」
早乙女「ゲッターロボは三機のゲットマシンが合体する事で姿を現す……あと一人、足りん」
早乙女「急ぎ、そのパイロットを探し育成する。その間、お前たちもパイロットとして十分な訓練を積むのだ」
182:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:41:05.32 ID:0oKAVaRPo
早乙女「――――ゲッター2の耐久度は低い。敵の攻撃を一度でも受ければ……」
達人「お、親父、ちょっと休憩させてくれ」
早乙女「なんだ、まだ三〇分も経っておらんぞ」
183:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:41:52.67 ID:0oKAVaRPo
達人「親父、これがゲッターパイロット候補の情報か?」
早乙女「そうだ。自衛隊、アスリート、NISAR……あらゆる分野、機関に所属する人間の情報を集めた」
ミチル「色々な人がいるのね……」
184:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:42:49.06 ID:0oKAVaRPo
タッタッタッ……
ミチル「ほっ、ほっ……」
ミチル「いくら体力と運動神経に自信があるからって、体力作りを欠かしちゃいけないもんねっ」
185:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:43:34.42 ID:0oKAVaRPo
ミチル「お父さん、大変!」
早乙女「どうした、ミチル?」
達人「ミチル、なんだその動物!」
186:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:44:34.65 ID:0oKAVaRPo
早乙女「ふむ……」
達人「どうした、親父?」
早乙女「ミチルが拾ってきたあの子熊……やはり、普通の熊とは違うようだ」
187:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:45:23.01 ID:0oKAVaRPo
ミチル「クマちゃーん、ご飯だよ」
「きゅーん……」
ミチル「自分で食べられる? はい」
188:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:46:30.03 ID:0oKAVaRPo
ミチル「お父さん、お兄ちゃん!」ガンッ
早乙女「なんだ、どうしたミチル?」
達人「騒がしいな、ってお前なんでその熊持って来てるんだ!?」
189:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:46:57.93 ID:0oKAVaRPo
早乙女「ワシが指し示す平仮名を読め」スッ
「あ。さ。け。み。ろ。を」
早乙女「ではこの漢字を読んでみろ」
190:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 08:48:54.66 ID:0oKAVaRPo
早乙女「一週間の学習で、小学一年生修了。二年生も問題ないか……」
達人「これが算数テストか。字は汚いが、ペンは持てているみたいだな」
達人「……ほー、一〇〇点満点の花丸じゃないか。おつむの出来も中々か」
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