118:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 15:34:48.14 ID:Bs6i9V3U0
審判はこの道場の師範がするらしい。
明らかに厳しそうな顔をしているジジイだ。マジ怖い。
ザコ(そういえば勇者って武器無しだとどれくらいの強さなんだ?)
119:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 15:51:45.19 ID:Bs6i9V3U0
まず動き出したのは勇者だ。一気に武闘家に近づく。武闘家が思っていた以上に速かったのかかわすことができず顔面に一撃。
武闘家「くっ・・」
勇者は続けて攻撃を繰り出そうとするが、簡単に受け流されてしまう。
120:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 16:04:47.06 ID:Bs6i9V3U0
気づけば勇者はかなり追い詰められていた、しかし武闘家はかなり余裕がある。
勇者「はぁ・・はぁ・・・」
そういえば俺って案外目が良いんだよな。勝負の内容も事細かに見えるし。
121:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 16:16:20.43 ID:Bs6i9V3U0
「スライムゼリー!?」
誰かがそう言った。当たりだ。
反則だという言葉が出る。ヤジが飛ぶ。
だけど勇者は表情を変えない。こうなるのは予想通りだからだ。
122:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 16:27:30.95 ID:Bs6i9V3U0
ザコ「武闘家、俺を怒るのは勝手だけどよそ見してていいの?」
ハッとした表情になり、勇者の方を見た武闘家、すでに勇者は武闘家を攻撃する寸前だった。かわすことができず直撃。
武闘家「くそ!」
123:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 16:36:20.54 ID:Bs6i9V3U0
どんどん焦って行く武闘家。すでにその攻撃は一度も勇者に届かなくなっていた。対して勇者の攻撃は着実に武闘家にダメージを与えていく。
ザコ(勝った!)
俺はその時には確信を得ていた。だけどその認識は甘かった。武闘家は殴るのをやめたかと思えば、体全体を使い無理やり勇者を押し倒したのだ
124:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 16:47:48.69 ID:Bs6i9V3U0
武闘家は勝利を確信した。一度技を決めてしまえばこっちの物だ、そう思ったのだ。
勇者「くそ・・・!」
勇者は関節技をかけられたことがない。だから乱暴に身体を動かすことしかできないでいた。それを知った武闘家は一気に決めるため力を強める。
125:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 16:51:36.49 ID:Bs6i9V3U0
痛みを感じた数秒後、彼の体は突然動かなくなった。
武闘家「!?」
それが麻痺した時の感覚だということを武闘家は知っていた。
126:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 16:56:56.18 ID:Bs6i9V3U0
ザコ「この勝負は、始まった時点でほぼ勝ちは決まってたんだ」
武闘家「な・・・に・・・?」
ザコは周りのヤジを気にせず話し始める。
127:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 17:02:40.07 ID:Bs6i9V3U0
ザコ「次に何でお前がしびれたのかというと」
武闘家「蜂・・型魔物の・・毒針・・・だろ?」
ザコ「当たりだ」
128:名無しNIPPER[saga]
2016/03/31(木) 17:04:37.85 ID:Bs6i9V3U0
今回はこれで終わり。
これが俺の限界です。いやぁガチバトルはキツイですね。指摘などは結構あると思いますがお許しを!
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