92: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/04/10(日) 22:26:34.54 ID:wLPEX5oto
花陽「わ、私ですか?」
不安げに瞳が揺れている。
ま、入学してひと月も経ってないのに急に三年生から呼び出されたら、花陽でなくてもこんな反応にはなるだろうけど。
にこ「そ、間違ってないわよ。はな……小泉さん」
花陽「は、はぁ……」
危ない危ない。ついいつもの癖で下の名前で呼びそうになっちゃったわ。
凛「で、三年生がかよちんになんの用ですか?」
少しつっけんどんに尋ねてきたのは、当然のようについてきていた凛である。
もちろんこの子にも用があるわけだからなにも問題はないけれど。
にこ「そんなに構えないでよ。別にとって食おうってわけじゃないんだから」
凛「別に、そんなつもりは……」
否定しながらも、警戒は解いていない様子。
ほんとこの子、猫みたいねぇ。
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