にこ「きっと青春が聞こえる」
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566: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/05/18(木) 23:52:31.86 ID:m7W+whrIO

 それは、真水のようなものだった。

 ぎゅっと掴んで、もう離さないと心に決めながら、それとは裏腹に指の隙間を零れ落ちていく。

 どれだけ力を込めても。どれだけ願いを込めても。

 それをあざ笑うかのように、手の中にはなにも残らない。

 
 私にとって、μ'sとはそういうものだった。



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