にこ「きっと青春が聞こえる」
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541: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/04/12(水) 20:45:30.56 ID:JLb1uo3Bo

にこ「――――!」

 断言できる。

 その言葉に、一番動揺したのは、私だって。

海未「入部希望者とは……花陽たちのクラスメイトが、ということですか?」

花陽「は、はい」

凛「凛たちね、放課後になってすぐに声かけられたんだ。アイドル研究部に興味があるんだけど、って」

にこ「あ、あ……」

 充実感? 満足感? 達成感?

 今の気持ちをどう表現していいのかわからない。
 
 だけど、それは間違いなく私の心を喜びに震わせていた。

 ついに。

 ついにあの子が、折れてくれた――!

絵里「それで、その子は来ていないの?」

花陽「はい、今日は用事があるから話だけ、って……」

凛「だけど興味津々だったし、絶対入ってくれるよ!」

にこ「その、その子の名前って、」

 はやる気持ちを抑えきれず、つい漏れ出た私の質問は。

 だけど、続いた凛の言葉にかき消される。


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