にこ「きっと青春が聞こえる」
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540: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2017/04/12(水) 20:44:38.73 ID:JLb1uo3Bo

にこ(ええい、やめやめ!)

 そんなことを考えてたってなにも始まらない。

 今の私が考えるべきは、あの頑固な赤毛ちゃんをいかにしてここに引っ張ってくるかで――

 と、私が考えを切り替えようとしたところで、ばーんと屋上の扉が開かれる。

花陽「た、大変です!」

 飛び込んできたのは、なんだか懐かしさを感じる花陽の叫び声。続いてその本人と、同様に息を切らせた凛が駆けてくる。

絵里「ちょ、ちょっとどうしたの花陽? 落ち着いて?」

凛「落ち着いてなんていられないにゃ! ビッグニュースだにゃ!」

穂乃果「ニュース?」

希「なにがあったん?」  

 ただならぬ様子の二人に他の部員も集まってくる。さすがにおいてけぼりを食うわけにもいかなく、私も続いて彼女らに近寄る。

 六人の視線を一手に浴びる花陽が、果たして口にした言葉は。

花陽「にゅ……入部希望者です!」


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