499: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/12/20(火) 01:35:54.07 ID:YNfrPH5eo
花陽「ずっと不思議でした。この条件、そもそも条件として成立してないって」
花陽「だって、私たちがランキングに入ろうが入るまいが、生徒会長には関係ありません」
花陽「なんのメリットもない話です」
絵里「――だとしたら、なぜ私はあんな条件だしたのかしら?」
それは、わからないことを尋ねる質問ではなく。
答え合わせをするような問いかけ。
花陽「……生徒会長は、最初から答えを言っていました」
花陽「私に言った、あの言葉です」
絵里「――――」
花陽「『入るつもりがあったから』、って。生徒会長は言いました」
花陽「それから、『あなたはわかってるんじゃないの?』、とも」
花陽「生徒会長は――絵里先輩は、そもそも最初からアイドル研究部に興味があったんですよね?」
絵里「――――」
絵里先輩は、沈黙を貫くままでした。
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