452: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/10/20(木) 23:08:44.68 ID:DRFjCdkxo
ことり「――わかってよ!」
花陽ちゃんがしつこいからなのか。
それとも、私のもろくてやわらかいところを何度もついばまれたからなのか。
つい、おっきな声をだしてしまう。
ことり「言えないよ、今さら!」
ことり「海未ちゃんも苦しんでるの、わかってるから! 悩んでるのわかってるから!」
ことり「これ以上苦しめたくないの!」
ことり「私のせいで! これ以上、これ以上――」
頭の中がぐちゃぐちゃになって。形にならない言葉をひたすらにぶつける。
怖がらせちゃったかな。
嫌な思いさせちゃったかな。
そう思い、ふと見た花陽ちゃんの表情は。
花陽「――――」
とても強くて、とても熱かった。
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