447: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/10/20(木) 23:05:51.21 ID:DRFjCdkxo
凛「――――っ」
その言葉は、私が思った以上に目の前の後輩に突き刺さったようでした。
海未「……すみません。少しきつい言い方になってしまったかもしれません」
海未「ですが、そんなことありません。私が、ことりに行ってほしくないなどと」
海未「そんな考えは、意を決したことりを侮辱することになります」
海未「決めたのです。笑顔でことりを送り出そうと」
海未「今さらそれを覆すことなど――」
凛「ほんとに?」
海未「――――」
なぜでしょう。
強い言葉をぶつけられたはずの彼女は。
先ほどよりも、強い目をしていました。
凛「先輩、似てるにゃ」
海未「……誰にですか」
凛「凛に」
そう言うと彼女は、えへへーと照れたようにはにかんで。
凛「さっきの冷たい言葉も、なにかを我慢してる顔も――」
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