にこ「きっと青春が聞こえる」
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337: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/07/12(火) 22:17:19.62 ID:+lwXNVVgo

ことり「矢澤先輩。いいですか?」

にこ「――え、あ、っと……」

 花陽と絵里のやりとりの再現のようだった。

 私の知らないところで、だけど、私に致命的に関わる何かが進んでいるような、もどかしさ。
 
 話の筋の端っこも掴めていない私は、果たして今、この物語の中心にいるのだろうか?

 ――なんて。考えても意味のないことくらい、わかってる。

 だって。

にこ「もちろん――いいわよ」

 そう答える以外に、私には選択肢なんて、ないのだから。


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