311: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/06/29(水) 21:32:04.58 ID:FmvrfbxHo
絵里「じゃあ聞き方を変えるわ。この中で自分の意志でこの部に入った人は?」
私を含めた皆が皆、目を見合わせて。
おずおずと手を挙げたのは、花陽だけだった。
絵里「…………そう。わかったわ」
落胆の色を隠そうともしない絵里の声。
それに答える子なんて、誰もいなかった。
絵里「矢澤さん」
にこ「……なに?」
絵里「返事。今するわ」
にこ「返事?」
絵里「この部に入れって、あなたが言ったんでしょう?」
にこ「ああ……」
正直、そんなことすっかり頭から吹き飛んでいた。
だって、そうでしょう?
なんの前触れもなく、真正面からケンカ売られてるようなもんだもん。
第一、ここまで言われていい返事を期待するほど間抜けじゃないし、私。
絵里「入ってもいいわ」
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