にこ「きっと青春が聞こえる」
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276: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/06/18(土) 19:34:24.63 ID:GUG5mtZ1o

【Side:海未】

 午後の授業。数学教師の言葉が右から左へと流れていきます。

 原因は、お昼の出来事。


『とりあえず。今日の放課後、練習見に来てみない?』


 突然現れた先輩の、突然な申し出。

 後藤先輩から聞いていた先輩の存在が、まさかこのような事態を招くとは夢にも思っていませんでした。

 私たち三人の――あの日の決意を揺るがす、事態を。

海未「――――」

 私の斜め前の席で教科書に視線を落としていることりは、一見変わった様子は見られません。

 だけど――内心、戸惑っているはずです。

 いけません。私たちは決めたのですから。

 ことりがなんの未練もなく日本を発てるよう、最大限のサポートをしようと。

 そう、誓ったのですから。


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