にこ「きっと青春が聞こえる」
1- 20
271: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/06/18(土) 13:10:27.10 ID:GUG5mtZ1o

 落ち着け。落ち着きなさい矢澤にこ。

 考えないと。
 
 ことりをつなぎとめる、何かを――

穂乃果「だけど、ことりちゃんの作った衣装でアイドルやってみたかったなぁ、なんて、ちょっと思ったり……」

海未「穂乃果! そういう話はもうしないとあの時決めたでしょう!」

穂乃果「わわ、わかってるよ海未ちゃん。ことりちゃんを困らせるようなことはもう言わないってば」

ことり「――――」

 穂乃果の発言が彼女らの取り決めに引っかかったのか。海未が烈火のごとく怒りだす。

 その原因が自分であることをわかっているためか、ことりも沈んだ表情。

 この子たちの中では、もうそれを話題にするのもタブーになってるのね。

 だけど、それじゃあ――

にこ「――っ、それ!」

海未「え?」

穂乃果「どれ?」

にこ「衣装! 日本にいるだけでも構わない、南さんには私たちの衣装づくりをお願いしたいの!」

ことり「えっ……私が、ですか?」

にこ「そう! あなたが!」

 今はもうこれしかない。

 真姫ちゃんと同じ、彼女の得意分野でつなぎとめる。

 今はまだ彼女を止める手段がなくても、未来に可能性をつなげるために。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
691Res/351.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice