にこ「きっと青春が聞こえる」
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266: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/06/15(水) 22:32:40.75 ID:t9+G4PhYo

 と。

 私と同様、おいてけぼりを食らっている人物が一名。

にこ「あなたはどうなの? ――南さん?」

ことり「えっ」

 一人蚊帳の外でにこにことほほ笑むだけのことりに話を振る。

 するとどうしたことか、「私も含まれてたんですか?」みたいな顔しちゃって。

にこ「そうよ。あなたは興味ない? アイドル」

ことり「私は……えっと……」

 言いよどみながら視線を外すことり。

 うん、まあこの時点でいい返事は来ないんだろうな、とは想像ついたけど。

穂乃果「あ……」

海未「…………」

 穂乃果と海未が、必死に会話を繋げてた意味までは。

 ことりに話題が飛ぶのを防ごうとしていた意味までは。

ことり「私は――ごめんなさい」

 想像、できてなかった。


ことり「私――来月にはこの学校からいなくなっちゃうから。だから、無理です」


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