にこ「きっと青春が聞こえる」
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259: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/06/06(月) 22:45:04.82 ID:R6xTWM+mo

ことり「ひと月前……あ、そっかぁ!」

 ぽん、と手を叩くことりは、思い当たる節がある模様。

 一方そのころ。

穂乃果「んんん……? ヒント! ヒントちょうだい!」

 穂乃果は、まあ、穂乃果よねぇ。

海未「別にクイズを出しているわけではありません。私の部の先輩が、アイドル研究部でひとり奮闘している先輩を応援している話をしたでしょう?」

穂乃果「…………?」

海未「あなたに期待をした私が愚かでした……」

 穂乃果は、うん、穂乃果よねぇ……

 って。

にこ「私を、応援してる?」

 これは聞き捨てならない。

 海未の先輩――すなわち私と同じ学年の人間で、私のことを応援してる人間がいるなんて――

 待った。

にこ「あなた、所属してる部って……」

海未「弓道部ですが?」

 どくん。跳ねた心臓が、かぁっと頬を熱くさせる。

 こんなところで。

 こんなところで、あんたが関わってくれるのね。

 ああ。今なら胸張って言える。

 持つべきものは――


海未「ご存知だと思うのですが――後藤、という先輩なのですけど」


 ――友達、なのね。


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