にこ「きっと青春が聞こえる」
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206: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/05/19(木) 20:59:43.92 ID:hkr0uN9Wo

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花陽「ず、ずばり……はぁ、はぁ……これです!」

にこ・凛「…………」

 時は放課後、場所はアキバのゲーセン。

 汗だく息切れへろへろな花陽がずびしと指さす先には――GAME OVERの八文字。

 某ダンスゲーのリザルト画面である。

花陽「わた、私たちに、足りない、のは……ぜぇ、はぁ……体力と技術、です!」

にこ・凛「あー……」

 なんというか、ぐうの音も出ない説得力。

 難易度イージーの曲だったのに、ここまでいろんな意味でぼろぼろになれるのは、さすが花陽といったところ。

 いや、全然笑い話にもならないんだけど。

花陽「ほん、本番、は、踊るだけじゃ、ありません! これで、歌も、うたいながら……けほっ、けほっ」

にこ「ちょ、大丈夫? ほら自販機で買ったスポドリ」

花陽「あ、ありがとうございます……」

 こくん、こくん、と花陽の白い喉が揺れる。

 まあ、この子はどう見ても運動してきましたって感じじゃないものね……


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