189: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/05/11(水) 00:15:46.48 ID:8FHhUPvNo
真姫「……信じては、ないの」
だけどね、と。
迷うような表情を見せた後、真姫ちゃんはグランドピアノへと向かう。
ぴぃん、と空気が張り詰めたような錯覚。
そんな緊張感を振り払うように、真姫ちゃんの指は鍵盤の上を滑り始めた。
果たして、流れ出したメロディは。
にこ「――――!」
真姫「――――」
それを察した私と、私が察したことを察した真姫ちゃん。
一瞬のうちに視線が交わり、互いの意図を読み合う――なんてことはできなかったけど。
私の体は、自然と反応していた。
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