174: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/05/09(月) 07:30:43.59 ID:w/pllu7no
真姫「答えて」
揺さぶる手は、いつの間にか止まっていた。
けれどその代わり。
真姫「――――」
真剣な瞳が、まっすぐに私を射抜く。
にこ「あ、ぅ……」
考えろ、考えろ。
なにかそれっぽい、納得できるような理由――
にこ「あ、そ、そうよ!」
真姫「えっ?」
にこ「あ、いや、そうよじゃなくて。あれよあれ、あんたいつも音楽室で練習してたわよね?」
真姫「――ええ」
これだ、これしかない。
にこ「それが偶然聞こえてたのよ! 廊下で! それでいい曲だなーって思ってつい口ずさんじゃったのよ!」
691Res/351.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20