にこ「きっと青春が聞こえる」
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15: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/03/15(火) 00:06:51.46 ID:V+INWURXo

 と。そこで私はようやくある違和感に気づく。

 きゃーきゃーと騒がしい朝食。別に珍しい風景ではない。

 というか、朝食に限らずこころとここあがいるときは大抵こんな騒がしさが矢澤家の日常。

 ――そう、こころとここあがいるときは。

にこ(昨日の夜――この二人、いたっけ?)

 一日前の記憶を引っ張り出してきても、目の前の騒がしさがそこに重なることはない。

 ん、……まだ、寝ぼけてるのかな?

にこ「ねぇママ。こころたちって、昨日こっち泊まってたっけ?」

にこママ「そりゃ、泊まってたから今ここにいるんでしょう?」

にこ「や、そうなんだけど……」

 ママの言うことはもっとも。私の単なる記憶違いっていうのが一番しっくりくる答え。

 だけど、うん、ちょっと否定材料が増えちゃった。

にこ「っていうか――ママ、今日朝早いから朝ご飯自分で用意してって、昨日言ってなかったっけ?」


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