126: ◆yZNKissmP6NG[saga]
2016/04/15(金) 21:57:19.68 ID:7r/zU2x2o
凛「あ……」
かさかさ、と生垣が揺れたかと思うと、中から小さな黒猫が顔を出した。
――みゃう。
小さく鳴きながら、黄色いおめめが私を見上げる。
凛「わぁ……」
かわいいなー。
こっち来ないかな?
凛「にゃーにゃー、こっちに来るにゃー」
しゃがんで手招き。これがほんとの招き猫?
って、これじゃ猫招きか。
なんて、つまらないことを考えてたら。
凛「わっ、わっ、」
びっくり。ほんとに近づいてきた。
飼われてない猫ちゃんて警戒心が強いから、どうせ無理かな、なんて思ってたのに。
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