元お嬢様「安価とコンマで最終決戦?」元メイド「8ですぅ」
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590: ◆k9ih1s9J/w[saga sage]
2017/06/26(月) 00:08:52.53 ID:po2J3s3to
フィナ「頼もう!!」

ウベローゼン市郊外、田園地帯の中にその建物はあった。

雑木林で囲まれた敷地に建つ独特の雰囲気を持つ屋敷は遥か東国の建築だ。

フィナ「ってここ来た事ある!」

テンパラス「そうなのか」

フィナ「この建物は道場じゃなくて神社って言うんですよ。前友達に聞きました!」

昨日、ソピアの友人の一人でありホワイトシーフの少女フィナは、剣術と火魔術を操る男テンパラスに、異国の武芸を学べる道場に誘われていた。

そして今朝、二人は剣士ギルドで待ち合わせしてこの道場こと神社を訪れたのだ。

フィナ「ね!? ここ神社ですよね!?」

神主「いかにも。だがこの神社は道場も兼ねておる」

神主「自由にお呼びください」


テンパラス「紹介しよう。私の剣の師だ」

侍「鏡都国より流れ参った浪人、生蔵と申すものでござる」

フィナ「キョウト国のナマクラさんですか。あたしはフィナです、よろしくお願いします!」

侍「雛も武士の技を学びに来たのか?」

フィナ「雛じゃないです」

テンパラス「いや、彼女は忍びの技を学びに来た」

侍「では、おみきの担当だな」


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