270: ◆/D3JAdPz6s[saga]
2017/12/15(金) 00:47:44.65 ID:cuM9FlSYO
アクロマ「ですが」
アクロマ「……ですが思い返してみれば、あなたの言動はそうと言わんばかりだ」
ゲーチス「……」
アクロマ「実験で採用する種類の選定も、あなたの希望……いや、あれは命令も同然だった」
アクロマ「それがそのまま採用された」
アクロマ「当然です」
アクロマ「あなたが言えば、誰も反対はしないでしょう」
ゲーチス「そうかもしれません」
アクロマ「……なぜ、彼らを候補に挙げたのですか」
アクロマがわずかに声を荒らげた。
アクロマ「なぜ、あの三匹なのですか」
きっと彼は恐れているのだ。
自分のあずかり知らぬところで、自分に計り知れない理屈が動いている。
科学者としては好奇心が勝つか、恐怖が勝つかの瀬戸際なのだろうか。
アクロマ「なぜ……」
ゲーチス「簡単な話です」
ゲーチス「もっとも効果的な顔ぶれなのですよ」
ゲーチス「奴の心をへし折るのにね」
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