93: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/22(月) 19:52:34.37 ID:bi205V3UO
さやかは、少し間を置いてから、確認するようにほむらに問いかけた。
さやか「……転校生は、まどかに契約してほしくないんだよね?」
ほむら「もちろんよ。正確には彼女だけでなく、あなたにも契約してほしくはなかったけど」
さやか「……悪かったってば」
とりあえずこう言っておく。
まどかを特別視していることを、あまり知られたくはない。
単に、魔法少女になる人間を増やしたくない、という考えであるように匂わせておく。
ついでに、契約を負い目に感じているであろうことを利用して、この後の交渉で優位に立てるようにしておこうという企みもあった。
ほむら「私としては、これ以上魔法少女を増やしたくないの。どうかしら」
さやか「……」
さやかは、しばらく考え込んだ後に、口を開いた。
さやか「ごめん、やっぱりあたしはまどかに話したい。正直あたしは、まどかが満足して契約するなら、それでいいと思ってるから」
ほむら「……だからといって、積極的にまどかを契約させたいわけではないのでしょう? だったら、自分の中だけで答えを出せるように、余計な情報は与えるべきではないと思わないの?」
さやか「その考えもわからないわけじゃないけど……やっぱりあたしは、まどかに隠し事はしたくないよ。あんたには悪いけどね」
ほむら「……」
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