87: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/22(月) 13:34:12.30 ID:bi205V3UO
杏子「……」
ほむら(そんな……ありえない。なぜ、こんなに早く……)
さやか「悪いね、転校生。でも、あたしも大事なことに気づいちゃったからさ」
ほむら「……」
ほむらは返事をすることすらできなかった。
代わりに、杏子が口を開く。
杏子「……契約したのか」
さやか「前に言ったよね。あたしはあんたみたいにはならないって」
杏子「……」
さやか「見てなさい。あんたに代わって、あたしがこの町の平和を守ってあげるから」
杏子「……馬鹿が」
杏子は吐き捨てるように呟いて、そのまま立ち去ってしまった。
さやかが、ほむらに振り向く。
さやか「忠告を無視する形になってごめんね。でも、あたしはもう契約せずにはいられなかった」
ほむら「……」
さやか「あたしは自分の大切な人のために契約した。この思いが間違ってるなんて、誰にも言わせない」
ほむら「……後悔するわよ」
さやか「しないよ」
ほむら「……っ」
その場にいることに耐えられなくなったほむらは、能力を発動させ、その場を後にした。
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