442: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/09/26(日) 07:06:18.10 ID:t8r4Odp60
今度は杏子も、ほむらの言葉を否定しなかった。
杏子「わかってるよ。あたしもそこまでバカじゃない。あんたの言う通りだ。あんたの見てきた通りだ」
ほむら「……ッ」
443: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/11/30(火) 13:09:17.06 ID:mkSBAl5bO
──ああ、そういうことか。
やっと、全てが府に落ちる。
杏子は死ぬつもりなのだ。
444: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/11/30(火) 13:26:09.46 ID:mkSBAl5bO
ほむらの言葉に、杏子が足を止める。
杏子「……何だよ。もう十分だろ」
煙たがるような杏子の声は、ほむらの耳には入らなかった。
445: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2021/11/30(火) 13:28:28.09 ID:mkSBAl5bO
杏子「は……?」
杏子は、唖然とした表情を見せた。
しかし、ほむらは止まらない。
446: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2022/02/08(火) 06:48:15.18 ID:LFTSgn+s0
……
どれほど経ったのだろう。
数時間、あるいは、もっと──
447: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2022/02/08(火) 06:53:57.78 ID:LFTSgn+s0
それはまるで、ゲームのシナリオを網羅するための、機械的な作業のようだ。
しかし、それでいい。
いつかは、正解に辿り着けるはずだ。
448: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2022/05/20(金) 17:07:25.97 ID:gFGYNPlR0
そして、そのときは訪れた。
ほむら「……!」
ほむらは目を見開いた。
449: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2022/05/20(金) 17:15:04.66 ID:gFGYNPlR0
QB「杏子は死んだよ」
ほむら「……ッ!」
まるで世間話のような調子で、あっさりと口にする。
450: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2022/05/20(金) 17:19:04.08 ID:gFGYNPlR0
QB「……聞こえなかったかい? 無視しないでくれよ」
ほむら「あぁ、悪かったわね。報告ありがとう」
当然皮肉だが、キュゥべえに通じたかどうか、非常に怪しい。
451: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2022/05/20(金) 17:26:34.08 ID:gFGYNPlR0
ほむらは思わず目を丸くした。
浮かれているつもりはない。
むしろ、この時間軸での失敗が確定して、落ち込んでいるというのが正解に近いはずだ。
ほむら「……そう見えるかしら。そもそもあなたは、人の感情を理解できないのではなかったの?」
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