425: ◆c6GooQ9piw[sage saga]
2020/07/09(木) 23:00:54.93 ID:F8rkEtqD0
ほむら「だから、能力を使えたというわけね。よくやるわ。うまく発動できるかも不安だったでしょうに」
杏子「……」
ほむら「あるいは、それだけさやかを助けたいという感情に自覚があったということかしら」
ほむらはわざとからかうように口角を上げた。
負けた悔しさがないわけではない。
このくらいはいいだろう。
若干の気まずさからか、杏子は舌打ちをする。
杏子「話を戻すぞ。あのときあたしがあんたに見せた幻は、『自分が敗北するイメージ』だ。内容は本人が無意識に決めるから、あたしにはわからないがな」
あのときの光景を思い出す。
ほむら「……確かに、そうだったわ」
杏子「うまく発動していて何よりだが……違和感があった」
ほむら「……?」
杏子「能力の効き具合や、そもそもお前の感覚を狂わせていたからと言えばそれまでなんだが──」
杏子「それでも、決着が『早すぎた』」
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