301: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/09/08(木) 00:42:14.13 ID:53bSqqQ4O
杏子が舌打ちをした。
杏子「……てめえに関係あんのかよ。ワルプルギスの夜と戦うのに、あいつは必要ないんだろ?」
ほむら「いろいろと事情があるのよ。その様子だと、やはり心当たりがあるのね」
杏子「……」
杏子の機嫌が、みるみる悪くなっていく。
これ以上踏み込むのはまずいだろうか。
しかし、できればさやかの状態は細かく把握しておきたいのだが……
そんなことを考えていると、杏子がため息を吐いた。
杏子「……もういいだろ。あいつのことは放っておいてやれ」
ほむら「……どういう意味?」
杏子「あいつはあたしらみたいな、魔法少女になるべくしてなったような人間じゃねーんだよ。いや、あんたのことは知らないけどよ……」
ほむら「……」
これは、わかりにくいが……さやかのことを評価しているのだろうか。
自分とは違い、真っ当な道を歩める人間という評価は、彼女にとっての称賛に値するはずだ。
しかし、それにしては投げやりな態度というか……どこか、諦めたような印象を受けるのは気のせいだろうか。
460Res/310.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20