277: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/06/03(金) 01:49:09.64 ID:966iIJr9O
さやか「……」
仁美は、さやかの恭介への想いを確信している。
つまり、言外に仁美は、さやかに告白するべきだと主張しているのだ。
それは間違ってはいない。
これまで色々と悩むこともあったが、それでもさやかの恋心は、一切揺らいでいない。
しかし──
さやか(……もう、決めたんだ)
もはや、迷う必要はない。
さやかの答えは、既に決まっていた。
……仁美には、伝えなければならない。
さやか「仁美。聞いて」
仁美「……どうかされました?」
さやかの雰囲気に、ただならぬものを感じたのだろう。
仁美は、改めて真剣な表情を作った。
さやか「……」
さやかは一度深呼吸をした。
大丈夫だ。もう間違えない。
さやか「仁美」
さやかは正面から仁美を見据え、はっきりと言い切った。
さやか「あたしは、恭介とは付き合えない」
460Res/310.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20