179: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/09(水) 22:43:12.64 ID:UVJ2f3OsO
あまりにも予想外の言葉だった。
仁美が、恭介のことを……?
仁美「さやかさんは、上条君とは幼馴染でしたわね」
さやか「あーまぁ、腐れ縁って言うか、なんて言うか……」
仁美「本当にそれだけ?」
さやか「……」
さやかは思いの外落ち着いていた。
なぜ、仁美がさやかにこのことを打ち明けたのかを考える。
さやか「……なんで、仁美はこのことをあたしに話してくれたの?」
仁美「あなたは私の大切なお友達ですわ。だから、抜け駆けも横取りするようなこともしたくないんですの」
さやか「あたしが恭介に対してどう思ってるかなんて、仁美に話したことあったっけ?」
仁美「ありませんわ。だから、何もないのならそれでいいんです」
さやか「……」
仁美「私、明日の放課後に上条君に告白します。丸一日だけお待ちしますわ。さやかさんは後悔なさらないよう決めてください。上条君に気持ちを伝えるべきかどうか」
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