177: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/09(水) 22:35:44.52 ID:UVJ2f3OsO
恭介が離れてから、さやかは盛大に息を吐き出した。
さやか「ふぅ……まどか、あんたねぇ」
まどか「ご、ごめんね。怒った?」
少しくらいは文句を言ってもいいかと思っていたが、不安そうにこちらを眺めるまどかを見ると、そんな気は失せてしまった。
残ったのは、感謝の気持ちだけだった。
さやか「……ううん、ありがと」
まどか「どういたしまして!」
満面の笑みでそう言われると、何も言えず、苦笑するしかなかった。
こういうときに実感するのだ。
まどかの強さを。
普段はおとなしいくせに、他人のためならどんなことでもできてしまうような……
それが、鹿目まどかという少女なのだ。
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