169: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/03/07(月) 19:53:24.34 ID:3+8IoRcGO
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ほむら(まさか、こんなことになるとはね……)
ほむらは、ふたりの戦闘を始めから隠れて監視していた。
前回のように、キュゥべえがまどかを連れてきたときに戦闘に横槍を入れるためだ。
しかし、この展開は予想外だった。
ほむらとしては、まどかが関わらないのであれば、このふたりには気が済むまでやりあってもらって構わないと考えていた。
使い魔を狩ろうが狩るまいが、ほむらにはどうでもいいことだ。
その上で、勝つのは杏子であり、さやかが納得することはないだろうと予想しており、しばらくはふたりの戦闘が勃発することを覚悟していた。
だが今日の杏子の様子を見る限り、もう彼女にさやかと争う気はないだろう。
素直に使い魔を狩るとも思えないが、少なくとも、さやかに正面から戦闘を仕掛けることはないと思われる。
まどかの契約の機会が減ったという面では、好ましいことだ。
しかし、ほむらは手放しには喜べなかった。
不安がよぎる。
ほむら(さやかの、あの戦い方は……)
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