16: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:15:23.15 ID:8m/ElpKNO
***
まどか「待ってよ、さやかちゃん」
まどかは、未ださやかに手を引かれていた。
17: ◆c6GooQ9piw[saga ]
2016/02/20(土) 12:17:17.73 ID:8m/ElpKNO
さやか「……」
さやかが黙り込む。
一瞬、呆れられてしまったかと思ったが、どうやら状況の整理をしていたらしい。
18: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:20:32.70 ID:8m/ElpKNO
***
自分の狩り場に現れた、得体の知れない魔法少女。
考えてわかるものでもないので、杏子はキュゥべえを待っていた。
19: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:22:45.28 ID:8m/ElpKNO
杏子「まぁ、あたしの邪魔をしないってんならそれでいいんだが……どうにも不気味だな」
QB「不気味どころか、僕は初対面で突然発砲されたんだけど」
杏子「もうしませんごめんなさいって言ってたぜ。気にすんなよ」
20: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:24:20.49 ID:8m/ElpKNO
今度は、キュゥべえが杏子に問いかけた。
QB「彼女、マミを知っているらしいね。心当たりはないのかい?」
杏子「……」
21: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:30:12.51 ID:8m/ElpKNO
QB「ところで、僕からひとつ頼みがあるんだ」
杏子「あ? なんだよ」
QB「今日、杏子が魔女から助けたふたりの少女……覚えてるかい?」
22: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:32:03.48 ID:8m/ElpKNO
QB「そうなのかい? だったら、契約は望み薄かな。でも、願いがないほどに幸せというなら、それはそれで素晴らしいことだよね」
杏子「……よく言うぜ」
あまりの白々しさに思わず笑ってしまった。
23: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:55:57.65 ID:8m/ElpKNO
***
ほむら「……」
軽く調べてみたが、巴マミが魔女に殺されたのは間違いないようだ。
24: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 12:58:04.79 ID:8m/ElpKNO
自分の意志を再確認し、思考を切り替える。
ほむら(……さて、どう動くべきか)
巴マミはいない。
25: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 13:00:52.98 ID:8m/ElpKNO
ほむら(逆にメリットは、まどかと美樹さやかが契約する可能性が、大きく減少したことね)
巴マミとは違い、杏子は他人に契約を勧めることはまずないだろう。
ほむらにとってはありがたいことだ。
26: ◆c6GooQ9piw[saga]
2016/02/20(土) 14:59:41.11 ID:8m/ElpKNO
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目覚まし時計の音が聞こえる。
また、奇妙な夢を見てしまったような気がする。
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